ペルーやボリビアは意外と現金社会。アメリカなどと比較すると、まだまだクレジットカードが利用できる店舗が少ないのが実情です。さらに複雑なことに、両国とも異なる現地通貨があります。ペルーは「ソル」、ボリビアは「ボリビアーノ」が1通貨単位。そこでこの記事では、両国の旅行時にいくら両替すべきかをご紹介します。
ペルーもボリビアも、基本はドルでOK
そんな現金社会の両国ですが、実はUSドルはほぼどこでも利用可能。マチュピチュ内の露店でさえ、USドルで支払いをすることができます(私が買い物した際は、お釣りをソルorドルで選ぶこともできました)。また、USドルがあれば、現地でソルやボリビアーノへの両替も可能です。
注意点としては、ペルー・ボリビア国内では、日本円は他の通貨にほぼ両替できません。したがって、日本国内の空港で日本円→USドルへ両替していくことをお勧めします。
ボリビアは、現地通貨への両替も必要
ボリビア国内の一部では、残念ながらUSドルを使用することができません。例えば、ラパスの空港で支払う空港税はボリビアーノ払いのみ。10ボリビアーノ(=日本円で200円弱)程度ですが、ボリビア国内でUSドル→ボリビアーノへ両替したうえで支払いを行う必要があります。
余った現地通貨はチップで活用
ペルーやボリビアも、欧米と同様にチップを支払う文化があります。もし現地通貨の小銭が余ってしまいそうなら、ベッドメイクなどのチップに活用してしまうのも手。もっとも、ボリビアーノ紙幣などはまず日常生活で見かけないものですので、それ自体が良いお土産になるかもしれませんね。
金額の目安は、1人5万円+食費・宿泊費
最後に、気になる両替の目安ですが、1~2週間程度の旅行であれば5万円程度をUSドルに両替しておけばよいでしょう。
ただしこれは、食費等をすべてツアー料金として支払っている場合。食費・宿泊費・ツアー参加費用などを現地で支払う場合は、さらに追加でUSドルを保有しておく必要があります。もし食費だけの追加であれば、1万円×日数を両替しておけば十分でしょう。